日本円を口座に振り込み、アメリカ株を100ドル分購入し、120ドルで売却し、日本円で自分の国内銀行の口座へ振り込むまで。
geminiのお答え
SBI証券と楽天証券の比較ですね。お尋ねのプロセス(日本円入金 → 米国株購入 → 売却 → 日本円出金)にかかる手数料は、主に以下の3つの要素で構成されます。
- 入金・出金手数料
- 為替手数料(円をドルに、ドルを円に戻す際のコスト)
- 米国株の取引手数料(買付時・売却時)
現在の両社の主要なサービス内容と、ご提示の取引(100購入→$120売却)に基づき比較します。
SBI証券と楽天証券の手数料比較
| 手数料項目 | SBI証券 | 楽天証券 | 備考 |
| 1. 日本円の入金手数料 | 無料 (提携銀行利用) | 無料 (提携銀行利用) | ネット銀行等からの即時入金・振込は基本的に無料。 |
| 2. 日本円の出金手数料 | 無料 | 無料 | 日本円を国内銀行口座へ出金する際の手数料は無料。 |
| 3. 為替手数料(片道) | 25銭/ドル (※1) | 0銭/ドル (※2) | 大きな違い。SBI証券は通常25銭だが、住信SBIネット銀行経由で4銭にできる。楽天証券は現在無料。 |
| 4. 米国株の取引手数料 | 約定代金の0.495%(税込) | 約定代金の0.495%(税込) | 手数料率は同じ。最低手数料0ドル、上限22ドル(税込) |
ご提示の取引(100→0)における総コスト比較
| プロセス | SBI証券 (住信SBI経由4銭と仮定) | 楽天証券 (為替0銭) |
| 入金・出金(日本円) | 0円 | 0円 |
| 為替コスト(往復) | 約 1.04円 | 0円 |
| – 100ドル買付時の為替コスト (100×4銭$)$ | 4円 | 0円 |
| – 120ドル売却時の為替コスト (120×4銭$)$ | 4.8円 | 0円 |
| 取引手数料(往復) | 約 1.09ドル | 約 1.09ドル |
| – 買付時 100ドル ×0.495% | 0.495ドル (最低0ドル) | 0.495ドル (最低0ドル) |
| – 売却時 120ドル ×0.495% | 0.594ドル (最低0ドル) | 0.594ドル (最低0ドル) |
| 総コスト(概算) | 取引手数料 1.09ドル + 為替コスト約 10円 | 取引手数料 1.09ドル + 為替コスト 0円 |
※計算の前提
- 為替レートは1ドル$=150$円と仮定して円換算しています。
- 米国株の取引手数料は、約定代金に対して0.495%(税込)ですが、最低手数料は0ドルであるため、100や120ドルの少額取引ではこのパーセンテージがそのまま適用されます。
結論:最もコスト差が出るのは「為替手数料」
ご提示の少額取引において、SBI証券と楽天証券の手数料総額で最も大きな差を生むのは、為替手数料です。
- 楽天証券は、現在米ドルへのリアルタイム為替手数料を0銭としており、この取引プロセスにおいては為替コストが0円になります。
- SBI証券は、通常の円貨決済や外貨建取引で25銭かかりますが、住信SBIネット銀行の「外貨預金」サービスを利用してドルを準備すれば、4銭に抑えることができます。(多くのユーザーはこの方法を利用します)
【注意点】
- スプレッド (実質コスト): 楽天証券は為替手数料0銭ですが、円貨決済(円のまま取引し、証券会社側で為替処理を行う方法)を選ぶと、証券会社の為替レートに含まれるスプレッドが実質的なコストとなるため、真に0円ではありません。しかし、楽天証券で外貨決済(事前にドルを準備)を選べば、為替手数料0銭の恩恵を最大限に受けられます。
- 特定銘柄: 一部のETF(上場投資信託)など、両社が指定する特定銘柄は、取引手数料が無料になる場合があります。この場合、上記の取引手数料は発生しません。
- 大口優遇: 頻繁に取引を行う大口顧客向けには、両社とも別の手数料体系(約定代金に関わらず定額など)を提供しています。

コメント