Wワーク(3)マッサージチェア説明員(販売員)のバイトを始めてみた3

(1)  (2)から続く

どんなときもwifi

遣り手婆2人の間隙を縫って、売れてしまった高額商品が。

1月目前半はぎこちなかったかもしれないが、自社の製品を何度も乗って研究したのと、肩こりを始めとした「コリ・凝り」に付いて徹底的に研究した成果が出始めたのか、後半になってくると、「明日買いに来る」、「来週買いに来る」、と言うような客も出始めた。実際には来なかったが(泣)それは仕方がない。

自社の製品については、研究の成果というより、自分の足が辛いのでマッサージチェアの持つ効果を実感できたため、お客様とマッサージを一緒に受けているような一体感を共有できるようになったことが一番大きいかもしれない。つまり商品を自信を持って、説得力の有る自分の言葉で紹介できるようになったのだ。

お客様に「いま肩を・・・・・・気持ちいいですよねー」とか「いま腰のところを・・・・・・最高ですよね」などと言葉を投げかけると「そうだね~」と効果が実感できるようなのだ。

逆に言えば、マッサージチェアが今、どう揉んでどう気持ちが良いか、これがわからなければお話にならないのだ。

基本はこれである。つい忘れがちになるが、これは常に頭において置かなければならない。

遣り手婆2人は、特にボスB1は目の前で一日一台位、多い日は2台は売っているのである。強烈である。

遣り手婆2人が両方売って自分が売れていない時は(これが普通)自然に涙目になり肩が落ち声はかすれる。落ち込むのである。

自分では、気にしないように意識して元気をだしているつもりでいるが、ボスB1が「お客様から『男の人元気が無いからあなたの元気を分けてあげたらー』って言われたわよ。元気出しなさーい」とニヤついているのだ。ムカつくより余計打ちひしがれる私であった。「ババア棺桶に放り込んでやる」と思いつつ「今に売ってやる」と思う前向きな私であった。

ボスB1が「あんまり売りすぎるとやる気なくしちゃうかしら」とぬかすので、「来月の目標にするのでもっと売ってください、目標は高いほうがいいですから」と言ったら、「そうね、その意気で頑張って」と言っていた。内心はわかりませんが、額面通りの励ましの言葉と受け止めよう。

そんなこんなのベテランおばさんたちだが、その販売にかける闘志と接客技術は、並みの会社員営業マンが太刀打ち出来ないようなポテンシャルとクオリティとすさまじいばかりの執念を持っている。特にボスB1は、話術、椅子のコントロール、囲い込みの巧みさ、決めの鋭さと、どこをとっても間然とするところがない。戦国時代に男で生まれていれば大名にはなっただろうと想像するぐらい、できる。

これを間近で何度も見せていただくのだから、ぼんくらな私でも「客のニーズはこっちか」「考慮しているバランスはこうか」「守るはここか」「攻めるはここか」と自然に覚えてしまう。有り難や有り難や南無阿弥陀仏。

そんなこんなで、あまり細かく書くとどこの誰だか特定され、守秘義務とか何かのコンプライアンスに抵触すると困るので大雑把にしか言えないが、徐々に買っていただけるように、売れるようになったのである。めでたしめでたし。

次の回(4)では、販売に直接関係がない「肩こり」について説明します。
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