平成26年3月20日、足立区立第*中学校の卒業式が執り行われた。三月後半なのに極寒で生憎の本格的な雨と強い風だった。
卒業証書授与まではどこも同じだろう。校長の話も身内話的だったが、生徒の受けは良かったようだ。
外部の人の話は基本ありきたりなのはやむをえない。親の親睦会の挨拶は校長はよくやってくれたという内容で、そうかと感心し、学校への感謝の念が沸いた。
ここから、卒業生の各クラス代表1名が替わる替わる三年間の思い出を語りながら、途中全員の合唱が2曲入るというミュージカル劇が展開された。
これがすばらしかった。代表者は声も大きく、かつぜつも良く、感情がこもっていて、立派な役者ぶりだった。
途中代表の一人の女の子が、受験の苦しさから親に当ってしまった後悔と謝罪を述べるところで堪え切れずに泣いてしまった時、同じ苦しみを乗り越えたであろう生徒や親が一斉に落涙した。卒業生は全員涙滂沱であるし、在校生も女の子は泣いている子が何人もいたほど、魂を揺さぶられた独白だった。
間の合唱も歌詞の一言一言が心に突き刺さる最高のハーモニーだった。
当事者の私たちから見て、どんな感動の映画も全く太刀打ちできない、至上最高のパフォーマンスだった。ありがとう。
生まれてくれただけで幸せをもらったのに、成長の一コマ一コマにこんなにも幸福感をもたらしてくれるのだから、子供はすばらしい。親って素晴らしい。
結婚や育児に疑問を抱いている人が多いと思うが、親になってみれば子供がどんなに素晴らしい存在かわかります。
青春の疑問や悩みが解決されるのです。宇宙の真理まで感じてしまうのです。
結婚して子供を作って(なるべく離婚しないで)育児・親業を楽しみましょう。
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